がん保険はいらない
雑誌のコラムで時々見掛ける“○○保険はいらない”の記事。
保険業に携わっていない方が起草しているものが多く参考に読んでみると、やはりきちんと“代替え”の仕組みを備えている。なのでそんな仕組みを備えていない“一般の方々”が記事を鵜呑みにしてしまうととても危険である。
保険パーソンの中にも、日本には公的保険制度があるから医療保険・がん保険はいらないという一団がいる。保険にかけるコストは積立に回して、“万一”がんを患ったら・“万一”入院したらその費用を充てた方が賢いというロジックだ。
保険業に携わっていない方々がそう口にするのは考え方のひとつなので構わないと思うが、保険パーソンが唱えているのを見ると、“このド素人が💢”と怒りが沸いてくる。保険の効果効能をしっかり理解していないと思うからだ。
“そんな仕組み”とは、勤務先の福利厚生で健保組合独自の付加給付制度により、より費用負担が小さくなる制度である。然るに万人に適用されていないため、鵜呑みにすると危険である。
癌をはじめとする三大疾病などの重い病気や重篤な状態の病気・怪我の治療で重要なポイントは“情報とお金”、情報があってもお金が無ければ治療を受けられないし、お金があっても情報が無ければ有効に使えない。
優秀な(使える)保険パーソンの要素は、情報を持っていることと、きちんとヒアリング出来る能力だと認識している。ボーっとしてはいられない、情報収集と勉強に励む毎日だ。