保険診断
最近立て続けに“保険を診断してください”というご紹介をいただいた。紹介者が自分に合ったイイ保険に加入出来た、と知人に話をしたのがきっかけで、ならば自分も、となったらしい。いつものように、自己紹介をした後、色々質問しながらやり取りを進める。
一方の方は、保険証券を広げて商品的に良い保険か悪い保険か、と判断を求めてくる。もう一方の方は、やはり保険証券を広げてこの保険は損か得かと答えを欲しがる。
それに対して、良い保険か悪い保険かを判断するには、加入者である“あなた”のこと(状況や考え方)を理解しないと良いか悪いか判断出来ない、保険には損も得も無い、と答えるとだいたいビックリされる。しかしそれしか答えようが無い。そう、紹介者のひとことが全てを物語っているではないですか、“自分に合っている”のが良い保険であり損得では無いのが保険の本質。
だから“あなたのことを先ず色々教えてください”と伝えると“そんな保険屋さん今まで居なかった、勧めてくるばかりだから”と驚かれてしまう。“あなたのことを何も知らないで、何を根拠にして勧めるんでしょうかね?”と言うと、大きく共感していただきヒアリングスタート、そして次回に提案をお持ちするお約束をして初回の面談は終了する。
日本の生命保険には、まだまだ旧来の営業方法が根強くある。即ち一人でも多くの方にお会いして、きちんとご自身やご家族に合った保険を持っていただけるように頑張らなアカンと意を強くしたご縁だった。